このシリーズ、大好きです!なぜなら、実用的だから。
主題である余白を活かしたデザインも、もちろん参考になるのですが、余白関係なく、なんとなくデザインに行き詰ったときにパラパラとめくることが多いです。「ナチュラル」「ビジネス」「和風」など、テーマごとに複数のデザイン、レイアウトが紹介されており、デザインのアイデアやインスピレーションを得るのによく使います。
デザインは「余白」が9割。ということで、頑張ってるけどなんか野暮ったい、素人っぽさが抜けないNG例と、余白を活かしたデザインレイアウトで、洗練されたお洒落な印象のOK例を左右で見比べながら、具体的にどこが良くないのか?余白を活かしたデザインのコツ、テクニックを学ぶことができます。OK例は複数パターン用意されているので、同じ内容でもこんなに幅広いデザインのバリエーションが作れるんだ、ということも勉強になります。
新米デザイナーの「いまいちさん」の悩みに対して、ベテランデザイナーの「しゅっと先輩」が解説する、という流れなので、二人のやりとりを通じて、分かりやすく、優しく読み進めることができます。
デザインを始めたばかりの頃は、余白があるとぎっしり・みっちり埋めたくなりがちです。それは、余白の効果や使い方を知らないから。意図的に余白を無くしたデザインもありますが、なんとなく余白を埋めているようなら、要注意!情報を詰め込むことで、結局なにも伝わらない。なんてことになりかねません。そんな駆け出しデザイナーさんへおすすめの一冊です。
「なんとなく余白を埋めるデザインから卒業したい」「今風のお洒落なデザインにしたい」「読み手に伝わるデザインを学びたい」そんなあなたは、こちらの本を検討してみてはいかがでしょうか。
▼こちらもおすすめ▼