こちらの本との出会いは、Pinterest(ピンタレスト)でした。ご存じの方も多いでしょうが、Pinterestはテーマ別に画像をボードにピンして集めたり、画像を集めたボードを共有したりできる画像探索アプリです。デザインのアイデアを探すのに便利で、例えば「ウェブデザイン」「ロゴ・アイデンティティ」「グラフィックデザイン」などのトピックをフォローしていると、関連する画像がホームフィードに流れてきます。その中で、こちらの本の中身が流れてきていたので、いくつかピンしていたのですが、もっと見たい!と思って購入しました(Pinterestに流れていたのは、出版社から許可を得ている紹介記事の画像でしたので、当然全ての中身を見られるわけではありません)。

前置きが長くなりましたが、私は配色を画面で見るより、本で見る方が断然合っていました。

2021年11月現在、シリーズ3冊発行されているうちの2冊を所有しているのですが、配色に悩んだとき、こちらの本をパラパラとめくれば、どちらか一方にはイメージに近い配色を見つけることができます(このコラムを書くために調べて、3冊目が発行されていることを知りました。こちらも気になる…!)。

配色はテーマ別にまとめられていて、例えば「かっこいい・スタイリッシュ」というテーマの中には、「ビジネス」「近未来」「マテリアル」などの子テーマがあって、さらに子テーマに合う配色が複数紹介されています。その数、4,199。それぞれの配色にイメージ写真がついていて、「あ、こんな感じ」を直感で選ぶことができます。配色を活かした作例や、配色パターン(2色・3色・4色)も載っていて、実用的です。

クライアントとの打ち合わせでイメージを共有したいときや、あらかじめメインカラーやデザインのテーマが決まっているときにも便利に使えます。

「イメージに合う配色を見つけたい」「配色の引き出しを増やしたい」「苦手なイメージ・色がある」そんなあなたは、こちらの本を検討してみてはいかがでしょうか。

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配色デザインインスピレーションブック(2) [ Power Design Inc. ]

配色デザイン インスピレーションブック3 [ Power Design Inc. ]